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はじめに
こんにちは。ちょーさんです。
今回はシステム開発で使用頻度が高い、SQLについてまとめます。
初めてシステム開発を実施する人向けの超入門向けの内容となります。
SQLとは?
システムで使用するデータはデータベースのテーブルというところに書き込まれています。
テーブルからデータを取得し、画面等に表示したりします。
このデータを取得するために使用される言語がSQL(Structured Query Language)になります。
SELECT文
まずは最も使用頻度が高いSELECT文から解説します。
SELECT文はテーブルからデータを検索することができます。
以下は名簿を表したテーブルです。
名前 | 住所 | 年齢 | 性別 | 電話番号 |
---|---|---|---|---|
一番一郎 | 千葉県 | 20 | 男 | 080-1111-XXXX |
二番二子 | 東京都 | 30 | 女 | 080-2222-XXXX |
三番三郎 | 東京都 | 40 | 男 | 090-3333-XXXX |
上記テーブルから名前と住所を検索するため、以下SQLを実行します。
SELECT 名前, 住所 FROM 名簿;
上記SQLの結果、以下データが取得できます。
名前 | 住所 |
---|---|
一番一郎 | 千葉県 |
二番二子 | 東京都 |
三番三郎 | 東京都 |
名前、住所以外のデータが取得できていません。
これはSQLでSELECTとFROMの間に取得したい列名を指定していないためです。
もし全ての列を指定したい場合は「*」を指定すると取得できます。
SELECT * FROM 名簿;
また、FROMは取得する対象のテーブルを表します。
上記の場合は名簿テーブルを指定しています。
WHERE句
SELECT文を構成する要素に句というものがあります。
様々なものがありますが、ここではWHERE句について触れていきます。
名簿テーブルから住所が「東京都」のデータを検索します。
SELECT 名前, 住所 FROM 名簿 WHERE 住所 = '東京都';
上記結果は以下のようになり、東京都のみのデータが取得できています。
名前 | 住所 |
---|---|
二番二子 | 東京都 |
三番三郎 | 東京都 |
テーブル名の後ろにWHEREという句が使用されています。
WHEREはデータの取得条件を指定できます。
比較演算子
上記は住所が’東京都’と等しいという「=」を使用しました。
これは比較演算子といい、以下のような種類があります。
比較演算子 | 説明 |
---|---|
< | 小なり |
> | 大なり |
<= | 以下 |
>= | 以上 |
= | 等しい |
<> もしくは != | 等しくない |
ベン図
SQLの構文に慣れない内はSELECT文だけを見ても、
取得できるデータのイメージがつかない場合があります。
その場合、中学生の時に習うベン図を使用すると、
取得できるデータのイメージを説明することができます。
上記WHERE句の例で取得したデータイメージはベン図だと以下になります。
まとめ
SELECT文の最も初歩な使用例をまとめてみました。
これで読者の皆様はSQLを使用してデータ分析に取り組めるでしょう。
と言いたいところですが、まだ早いです。
SELECT文だけでもまだまだ知るべき点は数多くあります。
焦らず少しずつ学習していきましょう。
次回予告
次回はSELECT文のORDER BY句、GROUP BY句をまとめます。
ORDER BY句は取得した結果をソートして表示させ、
GROUP BY句は取得した結果を集約して表示させることができます。
どちらもデータ分析時に使用頻度が高い句になります。
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